大和日本研究スコラー 2023

アラナ・ストーン & アルフィー・フェロワーズ
本年で9年目となる大和日本研究スコラーが2名選ばれました。
新しい大和日本研究スコラーを発表するにあたり、大和日英基金のジェイスン・ジェイムズ事務局長は次のように述べています。「私たちが選んだ2人の新しい学者のうちの1人は、日本国憲法をどのように解釈するか、そしてそれを改正するかどうかの両方で、日本の憲法をめぐる継続的な重要な議論を検討します。もう一つは、日本を代表する20世紀の文学者の一人、安倍公房に焦点を当てています。両名の奨学生は、英語と日本語の両方で、研究対象についてよく考え抜かれた説明をしましてので、インタビューを担当した人たちが感銘を受けました。」
こちらのリンクで奨学生の写真付きプロフィールをご覧になれます。
About the scholars
アラナ・ストーン
2000年にジョンズ・ホプキンス大学で東アジア研究の学士号を取得し、2012年にコロンビア大学で日本文学の修士号を取得。ジョンズ・ホプキンス大学在学中、彼女はブラジルと日本の逆移民に関する研究と執筆で賞を受賞した。その後、東京で2年間、英語を教えながら日本語を学んだ。その後、フリーランスの日英翻訳者となった。アラナは2022年2月にイーストアングリア大学で日本文学の博士号を開始し特に1950年代、60年代、70年代の安倍公房のフィクションと演劇に焦点を当てて、日本の物語小説の研究を通じて、戦後の日本におけるアイデンティティの認識の変化を分析してきた。
彼女は、新しい非特異的アイデンティティを構築する方法として、安倍の作品でマスクのようなデバイスがどのように使用されているかに興味を持っている。現在、ジャパン・フォーラムの編集管理を務めて、その上四方田犬彦氏の学術論文の日英訳を出版し、内田吐夢監督の映画『飢餓海峡』の再公開に当たっている。また、有名な建築家隈研吾の作品の翻訳を日本の文化と社会のレビューに掲載する。
アルフィー・フェロワーズ
アルフィーは2021年にオックスフォード大学で日本語の学士号を取得し、神戸大学に1年間留学した。2017年の学位取得時に日本語を基礎から学ぶとともに、第二言語として中国語を勉強した。 特に日本の過去と現在の外交関係に関心を持ち、19世紀後半から20世紀初頭にかけての日本の国際政策と1902年の日英同盟の形成に関する学部論文を執筆した。卒業以来、神奈川県小田原市の英会話スクールで教鞭をとっている。2023年9月、ロンドン大学SOASで国際研究と外交の修士号を取得する。アルフィーは、日本の憲法上の平和主義の持続可能性と範囲に関心があり、日本の外交政策立案と憲法解釈ならびに第9条の実施の進化を研究する予定である。