大和スコラー2021年 - 大和日英基金

大和日英基金はここに第31期大和スコラーを発表します。
今年は6名のスコラーを選考しました。
新型コロナウィルス感染症に関わる入国制限のため、第32期大和スコラーはプログラムの開始を予定していた2021年9月に東京に来ることができなくなりました。その結果、制限が解されるのを待ちながら英国で1年を過ごし、2022年に大和スコラー2022、大和スコラー2020と共に来日して通常の9月スタートのスケジュール通りプログラムを開始することになりました。
カルロス・デイヴィーは、エジンバラ大学で音響学・音楽技術の修士課程を修了した後、ロンドンで祖父の世話をしながら暮らしています。現在は、地元の日本食レストランで働き、空いた時間には日本語を自主的に学び、様々な音楽プロジェクトにも取り組んでいます。
ジュリアン・ハントンは、2021年夏に材料科学の修士課程を修了し、それ以
来、自分の時間には連続繊維複合材料付加製造に取り組みながら、次世代エネルギー貯蔵システムのための水素電解槽を製造する会社の研究開発部門で働いています。
ジョージナ・ハリソンは、サイバーセキュリティ企業のマーケティング・エグゼクティブとして、全社的なイベントや他社のイベントを企画し、また社内コンテンツの制作をしていす。
シリア・セントクレアは、NHSで癌の臨床試験に携わりながら、時間を見つけて漢字の勉強を続けています。
ガブリエラ・マンシー・ジョーンズは、ナショナル・チュータリング・プログラムのティーチングアシスタントとしてロンドンで働きながら、日本語スキルの上達に励んで
います。
今年初め、マドレーヌ・テイラーは、フィナンシャル・タイムズ社発行の雑誌『インベスターズ・クロニクル』に移り、英国市場への投資関連のニュースや特集記事
の執筆をこれまで通り続けています。空き時間には、独学で日本語を学んでいます。
写真付きのプロフィール(2022年6月現在) は次をご覧ください。
About the scholars
カルロス・デイヴィー
カルロスは2020年にバーミンガム大学学士号(物理学)、エジンバラ大学修士号(音響音楽技術)取得。将来にわたりコントロールされた機器の開発や量子力学と音の間のリンクに研究的興味を持っている。スタジオジブリの映画の久石譲の夢のような高品質に夢中になって育ち、電子音楽、ノイズロック、ジャズとヒップホップを含む現代の日本音楽に魅了されている。物理専攻者、音響技師そしてミュージシャン(クラシックギターと音楽制作)として、ハードウェアベースの新しいデジタル機器の開発をリードしている日本の大手オーディオテクノロジー系企業でのキャリアを積むことを切望している。
ジュリアン・ハントン
ジュリアンはシェフィールド大学修士号(材料工学)を取得。これを基に知識を産業に応用して、階層構造の複合材料に焦点を当てた博士号を追求したい。2013年に訪日し、東京、京都、広島を3週間旅行した際にスタジオジブリによる日本のアニメフィルムへの興味がわき、広島ではマツダの自動車工場を訪れ、研究の方向性として工学にインスピレーションを得た。複合材料の研究に多額の投資をしているトヨタ自動車のような企業の業務に興味を持っており、近年のカーボン複合電池電極のような新しい材料の研究のリーダーになることを目指している。
ジョージナ・ハリスン
ジョージナは2020年にケンブリッジ大学学士号(英文学)修士号(アメリカ文学)を取得。東京育ちのいとこにスタジオジブリの映画を紹介され、日本に興味を持つようになった。著作権エージェントや書店で働いていた頃、村田紗耶香、伊藤比呂美の小説を読んだ。実験的な翻訳に興味があり、特に英国、米国日本の前衛的な芸術交流を探究するのを楽しんだ。北園克衛のVOUクラブに対するエズラ・パウンドのサポート、およびケネス・レックスロスによる日本の詩の翻訳は興味深い。特に英国でのアジア人作家のプロモ―ションに力を入れる一方で、日本人女性作家の認知度を高めるなど、著作権におけるキャリアを目指す。
シリア・セントクレア
シリアは2015年にキングス・カレッジ・ロンドンで学士号(生物医学)を取得。現在はユニバーシティ・カレッジ・ロンドン病院のがん臨床試験ユニットの品質保証マネジャーとして働く。柔道により日本への興味を持ちその国際ランキングを取得。阿部公房や村上春樹の文学作品、他に日本の映画やテレビシリーズを楽しんでいる。がん医学の改良と進歩、そして日本の国民健康保険制度について知識を深めたい。高リスクと考えられる人に診断医療試験へのアクセスを広げることによって癌の早期診断を容易にし、又既に進行性疾患と診断されたより多くの患者が治験薬品の安全性と有効性を評価する試験に参加できるようにして、潜在的に救命のための新しい薬剤の入手可能性を改善することを目指している。
ガブリエラ・マンシー・ジョーンズ
ガブリエラは2019年にオックスフォード大学で学士号(現代語仏語)を取得。課程の一部としてソルボンヌ大学で1年間美術史と考古学を学びながら、日本の現代の視覚・物質文化に興味を持つ。ピット・リバーズ博物館での10週間のインターンシップでこの思いは高まり、人類学者のジョイ・ヘンドリー教授から寄付された日本についての大量のスライドについて研究した。大学院卒業後は、東アジア美術を中心に、比較美術・考古学の分野における学界で働くことを目指している。
マデリン・テイラー
マデリンは幼少期の6歳まで東京で過ごした。2018年にオックスフォード大学で学士号(古典)を取得し、 2019年にロンドン大学シティで修士号(雑誌ジャーナリズム)を取得した。‘Institutional Manager’の編集者として、オンラインニュースや特集記事を執筆したのち、現在は‘Investors Chronicle Magazine’ (Financial Times Group)で働いている。他にも音楽と技術の執筆もしている。国際金融ニュースアウトレットの特派員を目指している。日本の金融システムと人々に及ばす社会的現実を先導的指標として世界に報告したい。日本はマイナス利息の早期導入をしたため、ユニークな良い点を提供しており、その後欧州経済において、世界的な金融危機とコロナというダブルショックに対応して金利と量的緩和は使用されている。