大和スコラー2022年 - 大和日英基金

DS 22 at EJEF August 2022

大和日英基金はここに第32期大和スコラーを発表します。

今年は7名のスコラーを選考しました。

2022年9月に第32期大和スコラー(DS22)は東京へ向けて出発します。

大和スコラー2022は、日本に対し幅広い関心を持っています。各スコラーの日本への関心とキャリアの目標は明確です。ヴィクトリア・ベネットは、キュレーターおよびデザイン史の専門家になることを目標に活動しています。ハナ・ディクソンは、英国の文化機関で日本美術のキュレーターになることを目指しています。ヴィア・ガラは、社会的影響を重視した技術系スタートアップ企業の設立を望んでいます。クリストファー・ゴーリングは、主に英語、フランス語、日本語の小説の発展のために学界で働くことを熱望しています。ガレス・マッティは、オペラの執筆活動を翻訳や教育にも広げたいと考えています。エイミー・スミスは、日英の民間宇宙企業間のコラボレーションの機会を見据えています。キャサリン・ストラッチャンは、ゲームおよび関連するテクノロジー業界で働くことを希望しています。レイチェル・ヴェンは、国際協調と持続可能な未来のために宇宙政策に携わることを目指しています。

写真付きのプロフィール (2022年8月現在) は次をご覧ください。

写真付きのプロフィール

About the scholars

ヴィクトリア・ベネット

ヴィクトリアは、2014 年にリーズ芸術大学でビジュアル・コミュニケーションの学士号を取得後、現在ロイヤル・カレッジ・オブ・アートとヴィクトリア・アンド・アルバート博物館でデザイン史の修士課程を修了している。19 世紀日本の物質文化と異文化間の複雑性に関心があり、現在の研究では、英国ジャポニスムの中の和紙に焦点を当て、探求している。日本の柿渋の歴史的な配合を、その香りの特性や持続可能な染料としての和紙への実用性との関連で研究している。学業の傍ら、コートールド・アート研究所でデジタル化、データベース、カタログ作成のマネージャーとして、アーカイブと文化遺産の分野で専門的な経験を積んでいる。職業と学問の経験を組み合わせて、デザインのキュレーターや歴史家として働くことを望んでいる。

ハナ・ディクソン

ハナは 2020 年にエクセター大学にて日本語を含む美術史および視覚文化の学士号を取得、2021 年オックスフォード大学にて日本研究の修士号を取得。スタジオジブリの映画で日本の芸術と文化に魅了されて、13 歳で日本語の独学を開始。19 歳の時に 3 週間単身で日本を訪れ、2018 年に再び短期間訪れた。初来日で京都市美術館を訪れた際に、日本の美術史を研究したいと思うようになった。修士論文では、近代日本の木版画(「創作版画」)における場所の文化的意義について、近代性、芸術的記憶、個人主義、国民性のテーマに焦点を当てながら、図式化した。日本での博士号取得後は、英国の文化機関で日本美術の学芸員として活躍することを希望している。現在、国際的な e コマースエージェンシーであるSwanky Agency のコンテンツ・エグゼクティブとして、同社のソーシャルメディアプラットフォームの責任者を務めている。

ヴィール・ガラ

ヴィールは 2021 年にダラム大学で物理学の理学士号を取得し、現在はインペリアル・カレッジ・ロンドンで量子場と基礎力の修士課程を修了している。幼い頃から空手を始め、GCSE では日本語を勉強した。2015 年には交換留学プログラムに参加し、和歌山の高校で 2週間を過ごした。彼の家族もそれに応え、日本人学校の交換パートナーを 2 週間自宅に迎え入れた。これにより、日本文化への深い洞察が得られ、生涯の友を得られた。テクノロジー、特に機械学習と、人工知能、クラウドコンピューティング、量子コンピューティングなどの技術が日本の人々にどのように受け入れられているかに興味を持っていて、機械学習の知識をもとに、社会的インパクトを重視するテクノロジー系スタートアップに関わるか、自身のスタートアップを立ち上げる予定。

クリストファー・ゴーリング

クリストファーは、2020 年に英語と現代語(フランス語)の学士号を、2021 年に比較文学の修士号をオックスフォード大学で取得した。ベックスレー・グラマー・スクールの GCSEと AS-Level で日本語を学び、その後オックスフォード大学のランゲージセンターで日本語を学び、長年日本語に興味を持ち続けてきた。2018 年の ISA 日本エンパワーメントプログラムの一環として、東京の高校で英語を教え、2 つのホストファミリーの家に滞在した経験により、日本の家庭生活やエチケットについて予備知識を得られた。特に、多くの文化的・歴史的名所を訪れるために京都に旅行したことを高く評価している。日本語と日本文学の知識をさらに深めることに力を注いでいる。博士号取得後は、主に過去 2 世紀における英語、フランス語、日本語の小説の発展について研究する比較学者としてのキャリアを希望している。

ガレス・マティー

ガレスは、2015 年に英文学の学士号を、2016 年にスクリーンメディアと文化の修士号をともにケンブリッジ大学で修了しました。2018 年にギルドホール音楽演劇学校にてオペラメイキングとライティングの修士号を修了。現在、ニューヨーク大学でドラマアティックライティングの修士を修了する一方、脚本家、演出家、教師としてフリーランスの仕事を請け負っています。日本への関心は、能楽「隅田川」を翻案したベンジャミン・ブリテンの室内オペラ「カーリュー・リバー」の学生公演を演出したことから始まりました。2018年、ガレスは東京でシアター能楽堂と喜多流能楽師のライターズレジデンスに参加し、英語で能を書くことを探求した。オペラの執筆活動を翻訳にも広げ、映像メディア(特に映画とビデオゲーム)を横断する作家としての新進のキャリアを積み、これら同じテーマの歴史と理論について教えることを目指している。将来的には、日本の様々なメディアで活躍するアーティストから学び、共同作業を行いたいと考えている。

エイミー・スミス

エイミーは、ストラスクライド大学で機械工学と航空学の MEng を専攻している。王立工学アカデミーが認定する 35 名のエンジニアリングリーダーズ奨学生の一人である。彼女の情熱とキャリアへの関心は、宇宙分野と STEM(科学、技術、工学、数学)における女性の地位向上で、特に、2021 年 6 月に英国宇宙庁と日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が締結した協力覚書を踏まえ、両国の関係を刷新・強化し、拡大への準備が整っている日英の商業宇宙企業間の協力機会に関心を持っている。拡大するスペースデブリの問題に対処し、宇宙の持続可能な利用を確保するための解決策を開発することに意欲を燃やしている。

キャサリン・ストラカン

キャサリンは、 ダラム大学でコンピュタ―サイエンス(1 年の海外留学)修士号を修了。学位取得後の 6 ヶ月間はソウルの延世大学で過ごし、韓国語を学んだ。ダラム大学では、大学のマンガソサエティの代表を務めていた。ゲーム産業の震源地である日本に興味を持ち、その文化を学ぶために 2018 年に日本を訪問。日本のハイテク大手の多くは欧米にオフィスを構えているが、クリエイティブの主な意思決定は日本のオフィスで行われる傾向にあるようだ。ゲームおよび関連技術業界に参入し、コンピュータサイエンスで学んだクリエイティブ・コンピューティング・アプリケーションを応用して、ゲームの芸術性の発展や、バーチャルリアリティなどの技術の研究開発を進めたいと考えている。また、この業界に参入する他の女性たちを鼓舞することにも意欲的である。

レイチェル・ヴェン

レイチェルは 2021 年にバーミンガム大学で物理学と天体物理学の学士号を取得し、現在はユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで宇宙科学と工学の修士号を取得中。彼女は在学中に独学で日本語を学び、バーミンガムでは課外日本語コースに入学した。大学在学中は、宇宙世代諮問委員会のスタッフとして、若い世代の宇宙学生や初期キャリア専門家の政策的見解を国連の宇宙利用計画に反映させるためのボランティア活動を行っていた。日本とイギリスの宇宙協力の長い歴史に興味があり、さらに強化できると考えている。物理学と工学の技術的背景と、政策と国際関係の実務経験を組み合わせ、技術と統治の間のギャップを埋めるために、国際宇宙政策でのキャリアを志望する。目標は、軌道上で国際的に協力的で持続可能な未来のために宇宙政策に携わることである。

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