Daiwa Scholars 2024

大和日英基金は、ここに第33期大和スコラー(DS24)を発表します。
本年度の大和スコラーらは、次の大学で学士号及び修士号を取得しています。
ランカスター大学、ロンドン大学(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)、バース大学、ブライトン大学、ダラム大学、ノッティンガム大学、シェフィールド大学
授与者発表に際し、大和日英基金事務局長のジェイスン・ジェイムズは次のように述べました。
「本年度、大和日英基金は5名の新たな大和スコラーを選出いたしました。日本が科学分野に秀でていることを踏まえ、バイオテクノロジー、地質学、ロボット工学を専門とする3名の科学者らを選出することができ、嬉しく思います。また、本プログラムの特色の一つとして、幅広い多様な専門分野を持つ人材を受け入れております。本年度は、先に挙げた科学者らに加え、建築家と歴史家も選出いたしました。日本への高い関心を持つ上記5名が、本プログラムを通して、実りある貴重な時間を送ることができると信じています。私たち大和日英基金にとって、彼らの成長を見守り続け、可能な限りその後のキャリア形成を支援することは、基金スタッフ全員にとっての大きな喜びなのです。」
About the scholars
ジャスミン・カットラー
ランカスター大学自然科学修士課程卒業。ノッティンガム大学バイオテクノロジー(工学)博士課程卒業。ジャスミンの博士課程での研究テーマは、日本の研究者のリサーチに基づいた、バクテリアを使ってプラスチックをリサイクルする方法であった。過去に3度来日の経験もある(家族と1回、オーストラリアのシドニーで留学中に知り合った日本人の友人を訪ねるために2回)。日本で急成長する日本のバイオテクノロジー分野について学び、同分野でキャリアを積み、気候変動や資源不足などの問題に取り組むことを目指している。
ザッカリ・フェアブラザー
シェフィールド大学歴史学部卒業。ザッカリーは日本の歴史と文化に長年情熱を注いでおり、シェフィールド大学では日本史を専攻した。彼は都市史と東京のクィア・コミュニティに学術的な興味を抱いている。日本の戦後の右政治に関する6週間の調査のために、Sheffield Undergraduate Research Experience (SURE)という競争率の高い奨学金を受賞し、2023年夏に来日も果たした。またそのプロジェクトの一環として、ブログ「The Afterlives of Japanese Fascism」を記した。日本滞在期間中はさらに研究を進め、日本研究の学者となることを志している。
エリザベス・ジェーン・パレト
ブライトン大学環境科学部卒業。エリザベス=ジェーン(リジー)は子供の頃から通っていた空手教室の影響で、日本語と日本文化に興味を持つようになった。2020年に初めて日本を訪れ、福岡の語学学校で5週間を過ごした際に、地質学分野の仕事をしたいと考えるようになった。そして大学に入学し、独学で日本語の勉強も続けた。火山とテクトニクスに特に関心が高く、日本の風景や言語に魅力感じている。火山災害の管理についての知識を深め、CO2が火山岩を鉱物化する地球化学理論の応用について興味を抱いている。
ティボー・征爾・クィン
バース大学建築学科卒業。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン建築学修士課程卒業。ティボーは2017年7月、愛知県瀬戸市出身の日本人祖母とともに日本を訪れたことで、将来日本に住み、働きたいと考えるようになった。隈研吾の著作、安藤忠雄の作品、メタボリスト建築、そして日本建築の世界への広がりに影響を受けており、日本の建築業界にどっぷりと浸かることで、建築資材のライフサイクルや、木組み技術などについて、その独特な感性も含めて、身につけたいと考えている。また、祭りや酉の市などを行う際に、公共の場を一時的に柔軟に使う日本のやり方にも関心がある。
ルイス・スミス
ダラム大学電子工学修士課程卒業。ルイスはソフトウェア・エンジニアとしてのキャリアがある一方で、2021年からキュー王立植物園で日英の架け橋となるボランティアとして民家ハウスを訪れる人々に植物学や歴史を教える活動も行っていた。2023年に初来日し、白川郷、しまなみ海道のサイクリング、一カ月間の四国八十八ヶ所巡礼などを楽しんだ。彼は、世界最先端の日本の産業用ロボット工学を様々な分野(ヘルスケア・農業・家庭用アシスト・ロボットなど)で活用することに興味を持っている。また、ロボットの設計とともに、日本の一般市民が新たな種類のロボットをどのように受容するのかにも興味がある。ロボット工学分野のエンジニアとしてキャリアを積み、将来は自分の会社を設立することが夢である。